入口の様子


岐阜県の上野塾様は、それまで勤めていた塾から独立して、2004年に開校されました。はじめは生徒29名からのスタートでしたが、開校10周年を迎えた現在は3教室、生徒数は300名を越えるまでに成長しています。開校当初の熱い一斉指導スタイルは変えることなく、2012年4月には全教室にeトレを導入して確実な学力向上を図っています。


Q)生徒を増やす秘訣を教えてください。

上野義行塾長


上野塾長)
上野塾では、通塾は1年契約という形を取っています。極端な言い方ですが、年度末で生徒は一度全員退塾していただき、新年度総会で申込書を渡して改めて入塾していただくようにしています。こうすることで退塾率は限りなくゼロに近づくんですね。ただ何となくそのまま更新していくより、教師や生徒・保護者それぞれが緊張感を持って次年度に臨めるようにしています。
また、小学生の本科は6年生からとなっていますが、小学3年生から小学5年生までは「地域こども学習支援」ということで無料の授業をしています。受講者は多い教室で30名ほどいますので、次年度以降へ向けての囲い込みとして成功していると思います。

Q)指導スタイルを教えてください。

一斉授業の様子


上野塾長)
一斉授業とeトレ演習です。授業は英語・数学がそれぞれ90分、理科・社会・国語がそれぞれ60分の講義をしています。eトレ演習はオプションコースの設定で、1コマ90分です。料金はシステム使用料という形で月額2,000円をいただいています。しっかり指導した上でeトレを使って学力の定着を図っていますので、eトレのみ受講というのは認めていません。1クラスは生徒がゆったり座れるサイズの教室で16名定員としています。中学生は各学年とも2クラス設置していますので、最大32名までです。ほかに高校生向けの個別指導も行っています。



指導形態 対象料金
一斉指導(1クラス16人、1学年2クラス)小学生・中学生(一斉指導)・高校生(個別指導)eトレはオプション演習コースとして設定。受講する場合はシステム料金として月額2,000円。

Q)eトレを導入するきっかけを教えてください。

eトレ演習の様子

上野塾長)
静岡県で4教室を展開している「向上館」と親しくさせていただいているのですが、そこの熊谷塾長から勧められてeトレを導入しました。向上館ではeジャッジも活用しているようで同様に勧められているんですが、まずはeトレを使いこなせるようになってから、と考えています(笑)。


1年目は物珍しさもあって、受講率は90%くらいありました。ただ、やり方がまだ精通していなかったために、2年目の受講率はガクッと落ちました。時間割の関係上、eトレ演習は学生講師に任せていたのですが、「所詮プリント学習」というイメージがあったのか、ただプリントを渡して問題を解かせるだけだったのですね。これでは生徒のモチベーションも上がりませんし、ダラダラやっているだけでした。


Q)受講率を上げるためにどのようにしましたか。

上野塾長)
受講率が下がった2年目でも、eトレ演習にしっかり取り組んでいた生徒はちゃんと成績が上がっていたんですね。そこで今年の新年度総会で、eトレ演習の効果を保護者へ実例を上げて説明し受講を勧めたところ、現在は85%の受講率に戻りました。
また、eトレ演習担当の林先生を、研修のために向上館へ行かせました。向上館でeトレ活用方法を学ばせていただいて、それを上野塾流にアレンジしています。現在、林先生はeトレの内容や運用方法を各教室へ伝えるスポークスマンのような役割をしています。


Q)林先生の役割を教えてください。

eトレ担当の林教室長補佐


林先生)
まずはeトレ担当のチューターに、どういう流れでやっていくのか、声掛けのしかた、気をつけることなどを伝えます。eトレ演習の準備としては、各教科の担当者と綿密に打ち合わせをして、どの時期にどの単元をやらせるのか、テスト対策としてどのように取り組ませるのかなどを、eトレ予定表にスケジュールを組みます。その予定に沿って学習計画のテンプレートを作り、各教室に配付しています。基本的にはほとんどの生徒が学習計画に沿って演習を進めています。




Q)具体的にどのようなスケジュールで進めていますか。

林先生)
今年の1学期では4月、5月は基本的に英語と数学に特化してeトレを進めました。6月からは定期テストを意識して、理科、社会を主に実施しました。上野塾の3教室には、地域の18の中学から生徒が通ってきていますので、テスト範囲は、それはもう見事にバラバラなんです。そこで中学ごとに学習計画を作成して、テスト範囲に合った内容でeトレ演習を進めました。


Q)生徒によって演習内容は変わりますか。

林先生)
授業は英語と数学だけを受けている生徒などもいますので、そういう場合は理科、社会、国語をeトレ演習でカバーすることも多いですね。また、この地域はとても部活動が盛んでナイター練習をする中学もあります。そうすると授業を欠席することが多くなってきますので、その部分はeトレで補完していくというケースもあります。こうした個別対応を事前にチューターとしっかり打ち合わせすることが、とても重要だと思っています。


Q)1学期の定期テストでeトレ演習の効果はありましたか。

林先生)
eトレを受講しているほとんどの生徒の成績が上がりました。ある生徒は、苦手な数学は「入門シリーズ」で少しずつ積み上げていき、理科、社会はeトレ演習と教科書を使った調べ学習をしながら頑張った結果、期末テストで80点も上がりました。


Q)eトレを導入して良かった点を教えてください。

週1回の保護者への申し送り書

上野塾長)
導入初年度は、やったプリントを1か月分ファイリングして、保護者向けの通信と一緒に送っていました。ご存知の通り、1か月分というとものすごい量になりますよね。これを見た保護者の方は「これなに?!」というくらいその勉強量にびっくりしていました。これにはインパクトがありましたね(笑)。
現在は1週間分を送るように変えましたが、以前と違うところは、プリント1枚1枚に必ず朱書きのコメントを入れるようにしたことです。そのプリントファイルに加えて申し送り書にもコメントを記入して保護者へ渡しています。 こうした手間暇をしっかりかけることで、保護者からの信頼はとても厚くなりました。塾としての価値も高まっていると思います。




Q)eトレ演習で気をつけていることは何ですか。

上野塾長)
マスターブックにも書かれていることですが、eトレ演習のときにはあまり教えないということをチューターに指示しています。分からないところは自分で考えさせて、ラーニングや教科書を見ながら自力で解くようにすることで、eトレの本来の効果が出てきていると思います。