千葉県内に6校の個別指導教室を展開されている正学館代表の扇田先生。以前は大手個別指導塾のフランチャイズ教室長として塾を運営されていたそうです。
  独立して正学館を始められてから、わずか5年で正学館を1000名規模の塾に伸ばしてきたそのパワーの秘密と、各教室で活躍しているeトレの活用法について、少しでも探らせていただこうと思います。

●さっそくですが、eトレを使ったSTメソッドについて教えてください。
 STメソッドというのは、S(正学館の個別指導)とT(トレーニング)を組み合わせた練習法という意味で私がつけた名前です。うちではeトレを使ったトレーニング授業のことを「塾トレーニング」通称「塾トレ」と名づけています。
「個別指導」+「塾トレ(eトレ)」で真の自立学習を目指す。それがSTメソッドです。 基本は1:1〜1:3の個別指導にプラスオプションとして塾トレ(eトレ)を受講させています。このチラシを見ていただければわかると思いますが、正学館としては、学力を伸ばす最高の方法は個別指導と塾トレのセットだと考えています。
 個別指導だけでは自ら考える力はなかなか身につきません。トレーニングとセットでやるからこそ本当の学力と自ら考え行動する習慣が身についていくのだと思います。
@個別指導でしっかり教える→A塾トレで復習と繰り返し練習→B塾トレで見つけた弱点を個別指導で教わる。新しい単元も教わる→C塾トレで忘れないように復習&繰り返し・・・(図参照)
●塾トレでたくさん演習をさせて、見つかった弱点は個別指導でしっかりフォロー。これは近い将来、個別指導塾のスタンダードモデルになりそうですね。
 それでは、個別指導の講師の方々は、eトレの成績結果を毎回チェックしてから授業に入るのですか?
 いいえ、eトレの成績表は保護者向けのものとして使っています。それとは別に、STメソッドではひとりひとりに【振り返りシート】というものを作らせています。病院のカルテのようなものです。これを自分で書かせて、やらせっぱなしにならないよう気をつけています。自覚を持たせるために、あえて自分で記入させているのです。
・何枚を目標にするか。結果、何枚できたか。学習目標は何か?
・ケアレスミスは何番目の問題か。復習したい問題は何番か。
・いつ、何枚復習するか。
・何問中何問できたか。
・満足度はどうだったか。
・本日の感想と次回の目標。
●先生が作るのではなく、生徒が自分で書くのですか?
 はい、全部自分で判断させています。自分で判断してシートに書くことで、自発的に考える癖がつく。STメソッドが目指す「真の自立学習」です。
●成績が上がるということだけではなく、自立させるためにもeトレを活用されているのですね。
 はい。そして、この振り返りシートを個別指導の授業に持っていく。そうすると、先生はその生徒の弱点がピンポイントでわかる。弱点は、個別指導でしっかりサポートします。
●この振り返りシートが個別指導と塾トレ(eトレ)の橋渡しをしているのですね。

 eトレ導入当初から、これだけは気をつけないといけないと思っていました。「個別指導」と「塾トレ」のリンクをしっかりしないとただのプリント学習になってしまうということです。正学館ではしっかり連携を取っているので、本当に結果につながっていきます。
●講習会などで、塾トレ(eトレ)をどのようにお使いですか?
 この夏は、演習を増やすための塾トレということで、通常の講習以外にたくさんのオプションコースを設定しました。eトレの学習計画テンプレート機能を最大限に駆使して、生徒の色々な要望に対応できるようなコースをたくさん設定しました。
 様々な学習計画のコースをテンプレートに登録しておき、そのコースを生徒に選択させる。この方法でどの校舎もうまくいきましたよ。
 先生たちも喜んでeトレのテンプレートを作っています。いまではもう、『テンプレートがなかったらどうやって生徒にコースを勧めればいいんだろう?』と私自身も思っています。
●講習での成果はいかがでしたか?
 この夏期講習ではeトレとの組み合わせで普段は勉強できない科目もめいっぱい勉強した、という生徒が多かったですよ。この夏休み中だけで目に見えて学力を伸ばした生徒はたくさんいます。成績の上がった生徒を見ると、『自分でやった分だけ成績が上がるようになるんだ』という自信を身につけたことが感じられます。そしてその自信こそ、本当にその子の財産になるんだとつくづく感じます。
●来年の講習もこの形で継続されていくご予定ですか?
 いいえ、実は次のステップを考えています。普段から塾トレで効率よく苦手部分の洗い出しができているので、講習時に演習の量を増やすという従来の形から更に発展させることを考えています。演習量は日ごろから十分に確保しているので、講習ではさらにその先の勉強を早めにやってしまおうかと。そして次学期になったときに、学校できちんと成績の結果を出させることで、それをまたこの塾の売りにしていければと思っています。その他、将来的には生徒一人ひとりが自由に使える個人用タブレットPCを教室の全部の机に設置することも考えています。
●先生は本当に常に先を見る発想をお持ちですね。ところで講師の方々はeトレをどのように考えているのですか?
 いくつかの校舎があってそれぞれの責任者がいるとなると、もちろんはじめは否定的な先生もいました。ある先生は『自分の講師としての仕事がなくなるのではないか』と心配していたようです。でも、講師の仕事がなくなるわけがありません。eトレで生徒の弱点がはっきりする分だけ、逆に個別指導で先生が教える仕事が増えるのです。
 また、『プリントは家でやらせればいいんじゃないですか?』という先生もいました。でも面白いことに、その先生の教室ではこの夏、全生徒の7割以上が塾トレを夏以降も継続させることに成功して、今ではすっかり塾トレ(eトレ)推進派になっています。実際にeトレのチューターをやって感じたんじゃないでしょうか。生徒たちがあれだけ熱心にプリントを解きまくったんだから、それが実力につながらない筈がないということを。
●でも7割も残すのは、なかなか難しいのではないですか?なにか秘訣が?
 その先生に、生徒にどんな話し方をしたのかと聞いたところ、『もう、塾トレをやるのは当たり前だから、「きみは何曜日にやるの?」という感じで聞いただけです。』ということでした。時には強引さも大切ってことですね。
●実際の塾トレ(eトレ)の時間はどんな様子ですか?
 eトレを受講している生徒は小学4年生から高校3年生までいます。チェックテストだけは講師が○付けをして、夏期講習の時などは同時に30人でやったこともありますよ。生徒もeトレの操作がわかっているので、チューターが忙しくしていれば生徒が手伝ってくれます。生徒は本当にみんな熱心に問題を解いてくれますよ。
●最後に、eトレの料金設定を教えてください。
 eトレは授業とは別コースのオプションで、受講率は4割〜7割。基本は個別指導にプラスしたトレーニングというオプションで、料金は中2までは月8000円で、中3は10000円です。
 生徒の成績を伸ばすためにeトレを勧める。生徒がeトレを受講すれば、生徒の成績が上がる。成績が上がれば生徒の自立心が強くなる。正学館が目指す真の自立学習に、eトレは不可欠なのです。
 eトレには本当に感謝しています。eトレを使うことで、生徒が自分から勉強する習慣が付くだけでなく、弱点の洗い出しも同時にできる。そしてそのことで、個別指導の時間も更に有意義なものとなっています。今後もeトレはもっともっと活用していきたいと考えています。

「正学館のSTメソッド」
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